ジープパトリオットはなぜ安い?その理由と買って後悔しないポイントを解説

ジープパトリオットはなぜ安い?その理由と買って後悔しないポイントを解説

「無骨なデザイン」「高い悪路走破性」「アメ車らしい存在感」――。多くのカーファンを魅了し続けるSUVブランド、それがジープです。

しかし、そのジープのラインナップの中に、驚くほど手頃な価格で取引されているモデルがあります。それが、パトリオットです。

本格的なジープらしさを持ちながら、中古車市場では驚くほど安価な価格で流通しているため、「ジープなのになぜ安いんだろう?」「何か大きな欠陥があるのでは?」と、購入を検討されている方にとって、価格の安さが逆に不安材料になるかもしれません。

ジープ・パトリオットがなぜ安いのか、その理由を多角的に、そして根拠あるデータも交えて徹底解明します。さらに、その安さの裏に隠された、知られざるパトリオットの魅力、そして賢く乗りこなすための注意点まで、ジープオーナー予備軍のあなたの疑問をすべて解決します。

この記事を読み終える頃には、あなたはジープ・パトリオットの真の価値を知り、自信を持って選択できる確かな知識が身についているはずです。

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目次

ジープのパトリオットはなぜ安い?

ジープ・パトリオットはなぜ安いのでしょうか?その理由は主に以下の5つです。

  • 安い理由①:生産終了と兄弟車コンパスへの一本化
  • 安い理由②:燃費の悪さと維持費の懸念
  • 安い理由③:ジープのエントリー車という位置づけ
  • 安い理由④:一昔前のクラシックなデザイン
  • 安い理由⑤:日本市場でのブランド力とリセールバリュー(国産車優位)

その前に、ジープ・パトリオットがどんな車かを理解することが重要です。

ジープ・パトリオットはどんな車

出典:wikipedia ジープ パトリオット

ジープ・パトリオット(Jeep Patriot)は、2007年から2017年まで販売されていたコンパクトSUVです。この車は、ジープの伝統的な悪路走破性を保ちつつ、より多くの層にジープの世界観を提供するエントリーモデルとして位置づけられました。

ジープ・パトリオットの主要諸元表

項目スペック(スポーツ(2011年2月モデル))詳細解説
全長×全幅×全高4,425mm × 1,810mm × 1,665mmジープの中では非常にコンパクト。日本の立体駐車場(全高1,550mm制限が多い)には厳しいものの、取り回しは良好。
エンジン2.4L 直列4気筒 DOHC自然吸気エンジンでトルクフル。信頼性も高い「GEMAエンジン」を採用。
最高出力125kW (170ps) / 6,000rpm2.4Lとしては標準的。車重を考慮しても必要十分なパワーを発揮。
最大トルク220N・m (22.4kgf・m) / 4,500rpm低速からの加速もスムーズで、悪路走破性にも貢献する粘りのあるトルク。
トランスミッションCVT(無段変速機)燃費と静粛性にも配慮した選択。このCVTの耐久性については後述します。
最小回転半径5.4mサイズの割に小回りが利き、街乗りでの使い勝手も良好。
燃費(JC08モード)約10.8km/L現代の低燃費車と比較すると、この数値が価格が安い一因となります。
整備士兄さん

ここからは本題の「パトリオットがなぜ安いのか?」について見ていくよ!

パトリオットが実際どのくらいの価格で販売されているのか?については後ほど触れます。

>>パトリオットの中古車価格一覧まで飛ぶ

安い理由①:生産終了と兄弟車コンパスへの一本化

コンパス
出典:ジープ公式サイト コンパス

ジープ・パトリオットがなぜ安いかという問いに対し、まず第一に挙げられるのが、2017年に生産が終了していることです。

  • コンパスへのラインナップ集約の経緯: パトリオットと初代ジープ・コンパスは、同じ「GSプラットフォーム」を使用し、ジープのコンパクトSUV市場を担う兄弟車として併売されていました。パトリオットが伝統的な角ばったデザイン、コンパスがよりモダンなデザインというすみ分けでしたが、市場のニーズがより洗練されたモダンなデザインへと傾倒。2017年のモデルチェンジでは、コンパスにラインナップが一本化され、パトリオットは惜しまれつつも廃止となりました。
  • 型落ちによる急速な価格下落: 生産が終了した車は「旧型」「型落ち」という位置づけになり、市場価値が急速に下落するのが中古車市場の常です。流通している中古車は必然的に年式が古くなり、現行のジープモデル(コンパスやレネゲード)と比較すると、先進安全装備やインフォテインメントシステムの機能が大きく劣るため、価格は自然と安価になります。
ゆき

コンパスと兄弟車だったんですね。じゃあ、見た目以外はコンパスと同じなんですか?

整備士兄さん

基本構造は同じですが、パトリオットの方がよりクラシックなジープの血筋を受け継いでいると言えますね。特にオフロード志向のグレードでは、より本格的な4WDシステムを選べた点も違いです。でも、中古車として見たとき、現行のコンパスは新車価格も高めなので、パトリオットの安い価格は魅力的なんですよ。

なお、パトリオットの生産終了の背景などについては、こちらの記事で解説しております。

安い理由②:燃費の悪さと維持費の懸念

ジープ・パトリオットが安い大きな要因は、そのランニングコスト、特に燃費性能にあります。

  • 現代の基準から外れる燃費: 前述のとおり、10.15モードで約10.6km/Lという数値は、ハイブリッド車や最新のダウンサイジングターボエンジンを搭載したコンパクトSUVが15〜20km/Lを超える現代においては、燃費効率が悪いと評価されざるを得ません。走行距離が多い人ほど、この燃費の悪さがボディブローのように効いてきます。
  • 輸入車ゆえの維持費に対する懸念: また、輸入車は「部品代が高い」「整備費用が高い」という先入観が根強く、これが中古車価格を押し下げる要因になります。具体的に、パトリオットを所有した場合の年間維持費の目安を見てみましょう。

あくまで目安ですが、パトリオットの維持費は以下のとおり、年間32万~47万円ほどとなります。

ジープ・パトリオットの主な年間維持費目安(2.4Lモデルの場合の参考値)

項目年間費用目安補足説明
自動車税39,500〜45,000 円排気量2.0〜2.4Lクラス。グレード・駆動方式で差あり。
ガソリン代(走行1万 km想定)180,000〜220,000 円実燃費8〜9km/L想定、レギュラー仕様のモデル多め。ハイオク仕様車ならさらに上昇。
車検・重量税・自賠責保険(2年換算 → 年額換算)24,000〜32,000 円/年換算車検費用・重量税・自賠責保険などを年割りで見た概算。年式・車重で変動。
メンテナンス・消耗品・修理費100,000〜200,000 円整備・故障リスクを含めた見込み値。輸入車ゆえに部品・修理コストが国産より高めとの指摘あり。
合計(目安)約 320,000〜470,000 円/年上記項目を合算した年間目安レンジ。車の状況によってはこれを上回る可能性あり。

安い理由③:ジープのエントリー車という位置づけ

ジープ・パトリオットは、ラングラーやグランドチェロキーのような上級モデルとは異なり、コストを強く意識した「ジープのエントリーモデル」として開発されました。このため新車価格が300万円台と、そもそもが比較的安く販売されていました

これにより、以下のような意見も見られます。

  • 内装の質感と素材: 豪華さよりも実用性と耐久性を重視した設計のため、内装の素材はプラスチックが多く、現代の高級SUVや同時期のライバル車と比較すると、内装の質感が劣るという評価が散見されます。
  • 「価格の割には良い」という評価: ジープらしさを保ちつつ、手の届きやすい価格を実現するためのコスト削減が、そのまま中古車市場における「安さ」に直結しています。しかし、この価格帯でジープブランドの本格的なSUVが手に入る、という点こそがパトリオットの最大の魅力であるとも言えます。

安い理由④:一昔前のクラシックなデザイン

パトリオットの魅力であり欠点でもあるのが、その武骨で角ばったエクステリアデザインです。

出典:wikipedia ジープ パトリオット
  • 古典的な魅力と現代的な流行の乖離: 丸目のヘッドライトと、直線的でボックス型のボディは、ジープの伝統的なデザインを色濃く反映しており、熱狂的なファンには「これこそジープだ」と高く評価されます。しかし、現行のコンパスやチェロキーのような流麗でモダンなデザインのクロスオーバーSUVが主流となった現代では、「古臭い」「地味」と感じる層も少なくありません。
  • ニッチな人気が価格下落を招く: このようにデザインの好みが極端に分かれることで、購入希望者層が限定的になり、一般的な広い層からの需要が得られにくくなります。結果として、中古車市場での流通が停滞し、価格下落の要因となっています。

安い理由⑤:日本市場でのブランド力とリセールバリュー(国産車優位)

そもそもジープを含む輸入車は、日本国内においてトヨタやホンダなどの国産車ほどの高いリセールバリュー(売却時の再販価値)を維持することが難しいという現実があります。

  • 国産SUVの圧倒的な人気と信頼性: 日本のSUV市場は、トヨタのRAV4や日産のX-TRAILなど、燃費や信頼性に優れた国産車が圧倒的な人気を誇ります。
  • 複合的な要因による需要減: 上記の「型落ち」「燃費の悪さ」「デザインの好み」といった複合的な理由が重なり、「ジープ・パトリオットを選ぶ」という層が非常に限定されます。市場の需要が弱いと、中古車価格は必然的に安く設定されざるを得ません。

ジープ・パトリオットは安いのに魅力たっぷり!

ジープ・パトリオットが安い理由を知った上で、次に重要なのは、その「安さ」が真の魅力であると捉えることです。単に安いだけでなく、価格以上の所有する喜びと性能を提供するパトリオットの価値を、深掘りして解説します。

パトリオットの魅力①:とにかく安い

ジープ・パトリオットの中古車の魅力として一番に挙げられるのが、とにかく安いということです。

以下に、中古車価格(目安)の一覧表を示しますが、40万円ほどでジープに乗れるというのは非常に夢があっていいですよね!

走行距離の短い中古車でも、100万円台と、軽自動車ほどの価格で購入することができます。

参考までに、現行のコンパスが新車価格で500万円ほどですので、パトリオットの中古車がいかに安いかが理解できます。

走行距離SPORT(中古価格目安)LIMITED(中古価格目安)
~5万km約 110万〜160万 円約 120万〜170万 円
5万〜10万km約 70万〜110万 円約 70万〜120万 円
10万〜15万km約 50万〜80万 円約 50万〜80万 円
15万km超約 40万〜70万 円ほぼ流通なし

パトリオットの魅力②:本格的なSUVデザイン

丸目ヘッドライトのイメージ画像
※画像はイメージです。

価格を抜きにしたパトリオットの最大の魅力は、その武骨なルックスにあります。丸目のヘッドライトと7スロットグリル、そして直線的でボックス型のボディは、ジープの伝統的なデザインを色濃く反映しています。

現代のSUVは流線形で洗練されたデザインが主流ですが、パトリオットのこのクラシックなスタイルは、かえって個性的でファッショナブルに映ります。まるでジープの伝説的なモデル「チェロキー(XJ)」を彷彿とさせる角ばったデザインは、流行に左右されず、長く愛せる普遍的な魅力を備えています。特に、カスタマイズのベースとしても人気が高く、リフトアップや大径タイヤの装着によって、その無骨さはさらに強調されます。

パトリオットの魅力③:オフロード性能の高さ

※画像はイメージです。

エントリーモデルだからといって、その走破性を侮ってはいけません。パトリオットはれっきとしたジープの血統を受け継いでおり、悪路走破性は同クラスのシティ派SUVを遥かに凌駕します。

特に、高性能な4WDモデルに設定されていた「Freedom Drive II」パッケージは、パトリオットを本格的なオフローダーに変身させます。

  • ロックモード付き4WDシステム: 必要な時に前後のトルク配分を固定する機能により、滑りやすい路面での脱出性能を高めます。
  • ローレンジ(低速ギア): CVTながらローレンジモードを備えており、急な登坂や深い雪道など、トルクが必要な場面で強力な駆動力を発揮します。
  • ヒルディセントコントロール: 急な下り坂を安全に降りるための速度制御機能も搭載されており、悪路での安心感は格別です。

週末のアウトドアや雪山へのアクセスなど、タフな環境で車を使う機会が多い人にとって、この価格で手に入る本格的なオフロード性能は、何物にも代えがたい魅力となります。

パトリオットの魅力④:ブランド・ステータス性

ジープというブランドネームが持つステータス性は、価格以上の価値があります。ジープは単なる自動車ブランドではなく、「自由」「冒険」「タフネス」といったアメリカのライフスタイルと哲学を体現しています。

パトリオットに乗ることは、「ジープに乗っている」というオーナーとしての高い満足感と、その哲学を共有することに繋がります。新車価格が高いラングラーやグランドチェロキーには手が届かなくても、パトリオットであれば手頃な価格でその夢を実現できます。

パトリオットの魅力⑤:ジープの中ではコンパクトで日本向き

ジープを含むアメ車の多くはその大きさから、日本人には万人受けしない傾向にあります。

しかし、パトリオットの全長4,425mmというサイズは、ジープのラインナップの中ではレネゲードと並んで非常にコンパクトな部類に入ります

国産車と比較しても同等程度の大きさであり、日本の都市部での細い道や駐車場での取り回しがしやすく、日常の買い物や通勤にも使いやすいという利便性の高さが大きな魅力です。

スクロールできます
車種全長全幅全高ホイールベース備考
ジープ パトリオット4,425 mm1,810 mm1,665 mm2,635 mm5ナンバー枠に近い取り回ししやすいサイズのジープ
ジープ グランドチェロキー4,900 mm1,980 mm1,810 mm2,965 mmラグジュアリー×本格オフロードのフラッグシップSUV
トヨタ RAV4(国産代表例)4,600 mm1,855 mm1,685 mm2,690 mm日本で人気No.1クラスのミドルサイズSUV

本格的なSUVのルックスを持ちながら、日常生活でのストレスが少ないという「デザインと実用性のバランス」は、パトリオットの隠れた美点と言えるでしょう。

ジープ・パトリオットの欠点・後悔ポイント|購入前に知っておくべき真実

パトリオットの安さには魅力がありますが、同時にその安さの裏には、中古車として購入する上で注意すべきいくつかの欠点や、購入後に「後悔した」と感じる可能性があるポイントが存在します。賢く乗りこなすために、光と影の両方を知っておきましょう。

ジープ・パトリオットの欠点・後悔ポイント

CVT(無段変速機)の耐久性とフィーリング

ジープ・パトリオットの2.4Lモデルに多く採用されているCVT(無段変速機)は、購入後の最大の懸念点の一つです。

  • 耐久性の問題: 特に走行距離が多い個体や、前オーナーが荒い運転をしていた場合、CVTのジャダー(振動)や異音、変速の遅れといった不具合が出やすいと言われています。
  • 走行フィーリング: CVT特有の「エンジンの回転数が先行し、速度が後からついてくる」という感覚は、アメ車らしい力強い加速感を期待するオーナーにとっては、物足りなさや違和感として感じられることがあります。
  • 整備費用: CVTの故障や交換が必要になった場合、修理費用が高額になるリスクがあります。
ゆき

CVTって何となく不安ですね…。中古車で選ぶとき、どうすればいいですか?

整備士兄さん

CVTの耐久性はオイル交換の頻度で大きく変わります。中古車を選ぶ際は、必ず整備記録簿でCVTオイルが定期的に交換されているか確認しましょう。そして、必ず試乗して、加速時に異音や不自然な振動がないか、念入りにチェックしてください。不自然な挙動があれば、安くても見送る勇気が大切です。

古い設計ゆえの快適性と安全装備の欠如

パトリオットは設計年次が古いため、現代の車と比較すると快適性や安全面で大きな差があります。

  • 内装の質感と静粛性: 前述の通り、内装はプラスチックが多く、高級感は期待できません。また、走行時のエンジン音やロードノイズが室内に入りやすく、静粛性は劣ります。長距離運転では疲労を感じやすい可能性があります。
  • 先進安全装備がない: 衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロールといった、現代では当たり前になった先進安全装備は搭載されていません。運転支援機能がないため、自分で安全運転を心がける必要があります。

輸入車特有の部品供給と修理費用のリスク

車両本体価格が安いからといって、維持費が安いわけではありません。輸入車特有のトラブルや修理費用は、購入後の大きな後悔ポイントとなる可能性があります。

  • 電気系のトラブル: パトリオットを含むクライスラー系の旧モデルは、電気系統のトラブル(センサー類の誤作動、警告灯の点灯)が発生しやすい傾向があります。
  • 部品の納期: 生産終了モデルのため、特定の部品が国内に在庫がなく、本国からの取り寄せとなり、修理期間が長期化する可能性があります。日常的に車を使う人にとっては、この納期遅延が致命的なストレスになり得ます。

これらの欠点を理解し、整備のための予備費を確保した上で購入すれば、「安くて良い車」として長く乗り続けることができます。

なお、パトリオットの故障の多さについてはこちらの記事で解説しております。

整備士兄さん

先述のとおり、維持費としては年間50万円弱は見込んでおくと安心だよ!

ジープパトリオットの中古車購入時の注意点|後悔しないための準備

ジープ・パトリオットがなぜ安いのか、そしてその魅力がどこにあるのかを理解したら、いよいよ購入です。生産終了モデルだからこそ、中古車購入には細心の注意が必要です。

維持費も考慮して購入する|「安物買いの銭失い」を避ける

車両本体価格が安いことで浮いた費用を、必ず購入後のランニングコストや修理予備費に充てる計画を立てましょう。特に輸入車は、小さなトラブルでも部品代や工賃がかさむことがあります。

故障時の部品供給と納期遅延の可能性を理解する

パトリオットは生産終了から時間が経過しているため、一部の純正部品は国内に在庫がなく、本国(アメリカ)からの取り寄せとなり、修理に数週間から数ヶ月かかる可能性があります。このリスクを理解した上で、日常使いに影響が出ないよう、代替の交通手段も考慮に入れておきましょう。

チェックポイント:プロも指摘するパトリオットのウィークポイント

  • 電気系の不具合: 年式の古いアメ車全般に言えることですが、パワーウィンドウの動作不良、センサー類の不具合、エンジンチェックランプの点灯など、電気系のトラブルは比較的多発します。購入前にすべての電装品を操作して確認しましょう。
  • 下回りのサビ・オイル漏れ: ジープという特性上、前オーナーが悪路走行をしていた可能性が高いです。下回りのサビの程度、そしてエンジンやミッションからのオイル漏れがないかを、必ずリフトアップして確認してもらうことが重要です。
  • CVTの動作(変速ショック、異音): 2.4Lモデルに採用されていたCVTは、耐久性に難があると言われることがあります。試乗時に、加速時や一定速度での走行時に異音や不自然な変速ショックがないかを、特に注意してチェックしてください。

パトリオットへの乗り換えを賢く行うには?

ベストな購入タイミングを見極める

パトリオットへの乗り換えを検討する際は、購入のタイミングが重要です。具体的には以下の通りです。

  1. 決算期やボーナスシーズンを狙う
     ディーラーは3月と9月の決算期やボーナスシーズンに向けて販売目標を達成しようとするため、割引やオプション追加の特典が期待できます。
  2. モデルチェンジ前後の時期をチェック
     新モデルが発表される前後では、旧モデルの在庫整理で値引きが行われることがあります。ただし、新型モデルには最新の機能が搭載される可能性があるため、用途や予算に合わせた選択を心がけましょう。
  3. 中古車市場の動きにも注目
     パトリオットは一定の層には人気がありますが、他の車種と比較すると中古車市場での台数は少ないと言えます。このため、中古での購入を検討している場合は、走行距離や年式、車両状態など、自らの購入条件をあらかじめ設定しておき、定期的に市場の状況を確認することがポイントです。

また、今乗っている車の査定額が高いうちに売却することで、買い替えコストを抑えることができるため、査定額を確認しておくのもおすすめです。

賢く今の車を売却する方法

乗り換えをスムーズに進めるには、現在の車をできるだけ高く売る準備も大切です。

以下に、車を高く売るコツについてまとめました。

  • 売却時期を見極める: 春先やボーナス時期に備える1・2月、7・8月は高額査定が期待できます
  • 車の状態を整える: 洗車や小傷の修理、車内の清掃などを行い、見た目を良くすることで査定額がアップすることがあります。
  • 相場を把握する: 一括査定サイトなどで買取相場を確認し、適正価格を理解することで、不当に低い査定額を回避できます。
  • 複数業者で査定を比較する: 複数業者から査定を受けることで競争を生み出し、最高値を引き出すことが可能です。
  • 付加価値をアピールする: 純正オプションや禁煙車であることをアピールし、査定額アップにつなげる。

なお、車を高く売るコツや実体験を踏まえた本当におすすめの車買取業者については、『【実体験】本当におすすめの車買取業者3選!<2025年最新>』で詳しく解説しておりますので併せてご確認ください。

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【総括】ジープパトリオットはなぜ安い?

ジープ・パトリオットなぜ安いのかという理由は、「生産終了による型落ち」「燃費・維持費の懸念」「デザインの限定的な需要」といった、中古車価格が下がりやすい複合的な要因によるものです。

しかし、この「安さ」は、パトリオットが持つ「本格的なジープデザイン」「高い悪路走破性」「手の届くブランド力」という価格以上の魅力との黄金バランスを生み出しています。

ジープ・パトリオットは、燃費や最新装備を多少犠牲にしても、「ジープに乗る」という夢と、他にはない個性を手に入れたいと考えるあなたにとって、最高のコストパフォーマンスを発揮する一台です。

価格が安い今こそ、この個性派SUVを手に入れ、ワイルドで自由なカーライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。

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