ゆきカムリってカッコいいのになんで中古車市場では安いのですか?



カムリは確かに中古車市場でかなり安く売りだされているのを見かけるね!これにはいくつか理由があるから一緒にみていくよ!
トヨタのグローバルセダンとして、世界中で信頼され、特に北米市場では長年にわたり販売台数トップクラスの地位を築いてきたカムリ。その高い信頼性とハイブリッドの優れた燃費性能から、新車時には高額で取引されていました。しかし、現在中古車市場を注意深く見ると、200万円台や先代モデル(50系)では100万円を切る価格帯といった安い価格で取引されている車両が散見されます。
「新車価格では500~400万円するカムリが中古車では安いのはなぜ?」
もしあなたが今、カムリの中古車を検討しているのであれば、この疑問は解消しておかなければなりません。安い価格で手に入るのには必ず理由があり、その理由を知ることが、本当に買うべきかどうかの判断基準になるからです。
本記事は、カムリの中古車が安いのはなぜ?というあなたの疑問に対し、明確な答えを提供します。また、中古のカムリが今おすすめな理由、そして狙い目のモデルまで徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたが中古のカムリを購入する上で、安いことへの不安を解消し、自信を持って最適な選択ができるようになるでしょう。
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カムリとはどんな車?
カムリが安い理由を知るにあたっては、まずカムリがどんな車かを知っておく必要があります。
カムリの主要諸元
トヨタ カムリは、1980年の初代登場以来、世界累計2,100万台以上の販売実績を誇る、トヨタのミドルサイズセダンの中心的存在です。特に、その高い信頼性と耐久性は、特に北米市場でファミリーカーとしての圧倒的な支持を確立し、「世界戦略車」としての成功を収めてきました。
最新モデル(70 カムリ系、2017年登場)は、トヨタの新世代プラットフォームであるTNGA(Toyota New Global Architecture)に基づいて開発されました。これにより、「エモーショナルで美しいデザイン」「意のままに操れる走行性能」「圧倒的な燃費性能」という、従来のセダンにはなかった新たな価値を提供しています。
| 項目 | 主要諸元(Gグレード) |
| 全長 | 4,885mm |
| 全幅 | 1,840mm |
| 全高 | 1,445mm |
| ホイールベース | 2,825mm |
| パワートレーン | 2.5L 直列4気筒エンジン + ハイブリッドシステム (THS II) |
| 燃費性能 | WLTCモード:21.6km/L |
| システム最高出力 | 131kW (178PS) (エンジン) + 88kW (120PS) (モーター) |
特筆すべきは、セダントップレベルの燃費性能です。車両のサイズが大きく上級セダンとしての風格を持ちながらも、このハイブリッドシステムにより、日常使いから長距離ドライブまで、非常に経済的な走行を実現しています。
カムリの外装
カムリの外装デザインは、特に70 カムリ系で大きく進化を遂げ、従来の落ち着いたセダンのイメージを一新する、スポーティかつアグレッシブなデザインが特徴となりました。
TNGAプラットフォームの採用により、ボンネットや全高が低く抑えられ、伸びやかで安定感のあるロー&ワイドなプロポーションを実現しています。これにより、セダンとしての車格感を保ちつつ、躍動的な印象を与え、若いユーザー層にも人気のあるデザインとなりました。
フロントフェイスは、グレード・モデルによって大きく印象が変わります。スポーティグレードの「WS」では、アグレッシブなメッシュタイプの大型フロントグリルと、シャープなLEDヘッドランプが組み合わされ、カスタムされたような強い個性を放ちます。
また、一部のグレードや特別仕様車では、ボディとルーフの色を分けるツートンカラーの中古車も流通しており、カスタマイズせずとも個性的な外観を楽しめる点が、中古車市場での魅力となっています。
全体的に、欧州車のような迫力あるフォルムながらも、トヨタらしい落ち着きがあり、
「高級感があるのに嫌味がない」
――これこそが、カムリが長年愛される理由のひとつです。
カムリの内装
カムリは、世界戦略車として上級セダンにふさわしい「上質さ」と「機能性」を両立させた内装設計が魅力です。
2,825mmという長いホイールベースがもたらす室内空間は非常に広大で、特に後席の足元スペースはセダンとしてはクラストップレベルの広さを誇ります。大人でもゆったりと座れる快適性は、中古車としてファミリー層やビジネスユースを考えるユーザーに特におすすめできる理由の一つです。
内装の質感も高く、インストルメントパネルやドアトリムには、ソフトパッドや金属調の加飾が効果的に配置されており、高級感ある空間を演出しています。特にレザーパッケージや上級グレードでは、その質感は同価格帯の輸入車にも引けを取りません。
運転席周りは、ドライバーの操作性を最優先に考えた非対称デザインが特徴です。ナビ画面、メーター、各種スイッチ類は人間工学に基づいて配置され、運転に集中できる環境を提供しています。また、静粛性にも優れており、ハイブリッドシステムによる静かな走行と相まって、長距離移動でも非常に快適です。
カムリの中古車が安いのはなぜ?
ここからが本題ですが、カムリの中古車が安いのはなぜでしょうか?
これは、日本国内の特殊な市場環境と、セダンという車種の構造的な需要変化に原因があり、以下の明確な理由が存在します。
- 理由①:国内での生産終了
- 理由②:セダンの需要低下
- 理由③:年式・走行距離・仕様で価格が変動
- 理由④:在庫量・流通量が価格に影響
- 理由⑤:ハイブリッド・仕様・装備で価格幅が出る
理由①:国内での生産終了
カムリの中古車が安い理由として、最も決定的かつ市場に大きな影響を与えているのが、この国内生産が終了していることです。
トヨタは2023年12月をもって、日本市場向けのカムリの生産を終了することを発表しました。これは、国内では新車販売が停止し、後継モデルも設定されない見込みであることを意味します。
日本人は「新しいもの好き」の特性が強く、「生産終了=古い車」と認識される傾向にあります。
このため、カムリのような人気のあったセダンでも、「もう国内で売っていないから」という理由だけで、中古市場では相場が急落しやすい傾向があります。
なお、現在は海外専売車種として「新型カムリ(2024年モデル)」が存在します。


理由②:セダンの需要低下
カムリが安いのはなぜ?という疑問の根本には、日本国内のセダン市場の構造的な低迷があります。
日本国内では、2000年代以降、居住性の高さや使い勝手の良さから、ミニバンやSUVへの人気が集中しました。一般社団法人日本自動車販売協会連合会のデータを見ても、乗用車市場におけるセダンの構成比は年々低下しています。かつては車の代名詞だったセダンは、現在では「おじさん臭い」「フォーマルすぎる」といったイメージが若年層に根強く、市場での優先度が下がっています。
需要が低迷すると、中古車販売店は在庫リスクを避けるため、セダンの仕入れ価格を低く抑える傾向にあります。結果として、カムリのような優秀なセダンでさえ、市場で安い価格で流通せざるを得ない状況が生まれています。
理由③:年式・走行距離・仕様で価格が変動
カムリの中古車は、特に「安い」と「安いとは言えない」モデルの価格差が非常に大きいのが特徴です。
カムリは全車ハイブリッドですが、特に初期のハイブリッドモデル(50系前期など、2011年~2014年頃)は、大容量ハイブリッドバッテリーの交換コスト(一般的に30万円~40万円程度)がかかる懸念から、走行距離が10万kmを超えた車両は敬遠されがちです。これにより、状態や年式が古いモデルは一気に価値が下がり、50万円程度の安い価格で取引されることも珍しくありません。
一方で、年式の新しい70 カムリ系(特にWSグレードやレザーパッケージ)は、中古車でも比較的高値で安定しています。この価格の二極化が、市場全体を見たときに「カムリは安い」という印象を強める一因となっています。
理由④:在庫量・流通量が価格に影響
国内生産終了により、市場の流通経路と在庫量が変化し、価格に影響を与えています。
国内生産が終了したことで、カムリから他の車種(新型クラウンセダンや人気SUVなど)へ乗り換えるユーザーが増え、良質な中古車が市場に一時的に大量に供給されていることが予想されます。市場に在庫がだぶつけば、価格競争が起こり、相場が安い方向に動きます。
理由⑤:ハイブリッド・仕様・装備で価格幅が出る
カムリが中古で安いのは、グレード・装備による価格幅が非常に大きいことも理由です。
カムリは全車ハイブリッドであるため、燃費性能を求める層と、単に安いセダンを求める層にユーザーが二極化しています。後者は、ハイブリッドバッテリーのリスクがあっても、50万円や100万円程度であれば十分と判断するため、価格が下がりやすいモデルを選びます。
また、現行70 カムリ系では、スポーティな「WS」グレードがエアロやツートンカラーといった外観から人気が高く、相場を維持しやすいため、「安い」と感じる価格帯にはなかなか到達しません。対して、一般的な「G」や「X」グレードは、在庫も多く、価格競争にさらされやすいため、比較的安い価格で売られています。装備の差が、中古車価格に明確に反映されているのです。
カムリの中古車の魅力と注意点



カムリの中古車が安いのにはそんな理由があったんですね!
理由が理解できたらますますほしくなってきました!



いいね!でも、買うならカムリの魅力と注意点をしっかり理解してからだね!
カムリの中古車の魅力
カムリの中古車が安い今だからこそ、その本質的な魅力を再認識し、本当に買うべきかどうかの判断材料にすることが重要です。
魅力①:トヨタならではの信頼性と耐久性の高さ
カムリは、北米を筆頭に世界中の過酷な環境で使われてきた「世界標準」の車であり、トヨタ車ならではの高い信頼性と耐久性を誇ります。これは、中古車選びにおいて最も重要な要素の一つです。安い価格で手に入れたとしても、故障のリスクが低いという安心感は、購入後の満足度に直結します。
ハイブリッドシステムも、トヨタのTHS IIは実績が豊富で、多くのタクシーなどでも採用されていることから、ハイブリッドバッテリーを含めたシステムの耐久性も高い評価を得ています。適切なメンテナンスを行えば、10万km超の車両でも十分に活躍が期待でき、維持費の面でもおすすめできます。
魅力②:広々とした上質な室内空間と快適な乗り心地
カムリは、全長4,800mmを超える堂々たるボディサイズを持ち、特に後席の足元空間はクラストップレベルの広さです。これは、家族での使用はもちろん、ビジネスシーンでの送迎など、高級車的な使われ方にも対応できるポテンシャルを秘めています。
70 系カムリは、TNGAプラットフォームによる低重心化とサスペンションの最適化により、セダン本来の快適な乗り心地と優れた走行安定性を両立しています。長距離ドライブでも疲れにくい設計は、中古車でもおすすめできる大きなメリットです。
魅力③:先進安全機能とハイブリッド技術による低燃費性
年式の新しい70 系カムリは、「Toyota Safety Sense」が搭載されており、中古車でも最新水準に近い先進安全機能が手に入ります。これは、100万円を切るような安い価格帯の旧型セダンにはない、大きなアドバンテージです。
また、ハイブリッド車であるカムリは、WLTCモードで27.1km/Lといった優れた低燃費性を持っています。中古車を安い価格で購入しても、その後のガソリン代でランニングコストを抑えられるため、総合的なコストパフォーマンスが非常に高い一台と言えます。
魅力④:デザイン性の高さと高いリセールバリュー(特定モデル)
70 カムリ系のデザインは、従来のセダンの地味なイメージを払拭し、非常にスポーティかつアグレッシブです。スポーティグレードの「WS」はカスタムベースとしても人気があり、ツートンカラーの中古車などは、個性を重視する層からも注目を集めています。
日本国内では安い価格で取引されることがありますが、世界的に見ればカムリは非常に需要の高い車です。特に走行距離が少ない高年式モデルは、輸出業者による需要が高いため、日本国内の相場が一時的に安い状況でも、その価値は水面下で維持されている可能性が高く、特定のモデルは高いリセールバリューを期待できます。
カムリの中古車購入時の注意点
カムリの中古車が安いのはなぜ?という背景を知った上で、本当に買うべきか?を判断するためには、以下の注意点も理解しておく必要があります。
注意点①:モデルチェンジによるデザイン・装備の大きな変化
2017年にフルモデルチェンジした70 系カムリと、それ以前の50系では、プラットフォームやデザイン、走行性能、安全装備において大きな隔たりがあります。100万円を切るような安い価格で手に入る50系は魅力的ですが、先進安全装備(Toyota Safety Senseなど)やWLTCモード燃費といった性能は70 系カムリに大きく劣ることを理解しておく必要があります。
特に内装では、インフォテインメントシステムやナビ周りのデザイン、機能は世代によって大きく異なります。最新の装備にこだわる方は、年式の新しいモデルを検討するのがおすすめです。



50系でも100万円前後でかえるんですね!でも安全性能は譲れないかも…



そうだよ!天秤にかけて十分に検討だね!
注意点②:ハイブリッドバッテリーの状態と交換コスト
カムリは全車ハイブリッドのため、走行距離が増え、年式が古くなると、駆動用ハイブリッドバッテリーの性能低下は避けられません。特に10万km以上走行している車両や、初期の50系などは注意が必要です。
バッテリー交換には、車両本体価格が50万円程度で安い場合でも、数十万円(約30万円〜40万円程度)の費用がかかる可能性があります。中古車購入の際は、販売店にバッテリーの保証や交換履歴について確認し、購入後の維持費を試算しておくことが、本当に買うべきかを判断する重要な要素となります。
注意点③:修復歴や水没歴の有無の確認
安い価格でカムリの中古車が出回る背景には、事故車や水没車が紛れ込んでいる可能性も否定できません。特にセダンは車高が低いため、ゲリラ豪雨などの被害に遭いやすい地域では水没車として流通するリスクがあります。
安い中古車ほど、修復歴や水没歴の有無をJAAA(日本自動車鑑定協会)などの第三者機関の鑑定書や、販売店の保証内容でしっかりと確認することが、後悔しない購入の鉄則です。車両の安さに目を奪われず、車の履歴を冷静にチェックしましょう。
注意点④:グレード・オプションによる価格差の大きさ
カムリはグレードやメーカーオプション(サンルーフ、本革シート、先進安全装備など)によって、中古車価格が大きく変動します。例えば、スポーティな「WS」やレザーパッケージ、パノラマルーフ付きのモデルは高値で取引されるため、安い中古車には装備がシンプルなベースグレードが多い傾向があります。
| グレード | 主な装備 | 相場価格(2025年) |
|---|---|---|
| X | ベーシック。ナビ・本革非装備 | 約150〜200万円 |
| G | 本革・17インチ・安全装備充実 | 約180〜250万円 |
| WS | スポーティ仕様・ツートン可 | 約250〜330万円 |
安いからといって装備が不十分なモデルを選ぶと、後でナビや安全装備などをカスタムしようとしても費用が高くついたり、取り付け自体が困難な場合があります。購入前に、自身が求める最低限の装備が搭載されているかを確認し、トータルコストで本当に安いかを判断することが重要です。
注意点⑤:カムリの維持費も理解しておく
中古車を購入する際、見落としがちなのが維持費。
ここでは、カムリ(ハイブリッド)を例にした年間維持費の一例を示します。
| 項目 | 年間費用(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税(1.8L〜2.5L) | 約36,000円 | ハイブリッドは減税対象あり |
| 自動車保険 | 約70,000〜100,000円 | 年齢・等級・補償内容による |
| 車検・整備費用 | 約60,000〜100,000円 | 2年に1回(平均年換算) |
| 燃料代(年1万km・燃費25km/L・ガソリン180円/L) | 約72,000円 | ハイブリッドで非常に優秀 |
| 駐車場代 | 約120,000〜180,000円 | 地域差が大きい |
| 年間合計(目安) | 約35〜50万円 | 維持費としては「安い部類」 |
カムリは燃費性能が非常に高いため、走行距離が多い人ほど維持費で得をする車です。
また、ハイブリッド専用車であることから、エンジンの負担が少なく故障リスクも低め。
中古で購入しても長期的なコストパフォーマンスが高い点が大きな魅力です。
カムリの中古車の“狙い目”モデル・条件とは?



カムリの魅力と注意点について理解できました!
でも、実際購入するとなるとどのモデルを買えばいいのか…。



ははは笑
迷ってしまうよね。
ここからはカムリの中古車の選び方やねらい目モデルについて見ていくよ!
カムリ中古車の選び方
「カムリは安いのはなぜ?」の答えが明確になったところで、どの優良な中古車を買うべきか、具体的な選び方と条件を解説します。おすすめの購入戦略は、最新の70 カムリ系の高年式を狙うか、50万円〜100万円前後の50系、40系でコストパフォーマンスを最大化するかです。
年式別・型式別で選ぶポイント
| 型式・年式 | 特徴と狙い目のポイント |
| 70 カムリ系(2017年〜2023年) | 最新のTNGAによる高い走行性能、先進安全装備を求めるならこれ。中古相場は高めだが、リセールバリューを維持しやすく安心。WSグレードなどカスタム人気の高いモデルも豊富。 |
| 50系(2011年〜2017年) | 200~100万円前後で手に入り始めるコスパ最強モデル。安い価格でトヨタの高い信頼性を手に入れたい方に最適。ハイブリッドバッテリーの交換歴や保証を要確認。 |
| 40系(2006年〜2011年) | 特に安い価格帯、50万円前後も狙える。主にガソリン車。安全装備や燃費性能は劣るが、車両価格の安さ、車体そのものの信頼性重視なら選択肢。 |






走行距離目安と価格の関係
カムリの中古車相場は、一般的に10万kmを超えると価格が急落し、安い価格で取引されるようになります。これは、ハイブリッドバッテリーの寿命を懸念する買い手が多いためです。しかし、トヨタのハイブリッドは耐久性が高いため、記録簿で定期的な点検が確認できる車両であれば、10万km超でもおすすめできます。
最も狙い目なのは、70 系で走行距離が3万km未満といった低走行の年式落ちモデルです。新車時価格から大きく値落ちし、コンディションも良いため、最もコストパフォーマンスが良い「掘り出し物」と言えます。
走行距離目安と価格の関係
| 走行距離 | 状態の目安 | 相場傾向 |
|---|---|---|
| 〜3万km | ディーラー展示・下取車中心。極上車多い | 高値傾向(250〜330万円) |
| 3〜7万km | 一般的な中古流通。最も多く狙い目 | 中間価格帯(180〜260万円) |
| 7〜10万km | 長距離走行車。ハイブリッドは問題なし | 割安傾向(150〜200万円) |
| 10万km〜 | 極端に安い個体もあり | 要点検記録確認(50万円〜) |
グレード・仕様での価格差
スポーティな外観やカスタムベースとしての魅力を重視するなら「WS」グレード、内装の上質さやコスパを重視するなら「G」グレードがおすすめです。特に「WS」は、ツートン中古車など、個性的な外観で若年層からも人気が高く、中古車でも相場を維持しやすい傾向があります。
「レザーパッケージ」付きを探すのも賢い選択です。本革シートなどの上質な装備がついていても、中古車市場では新車時の価格差ほど大きな上乗せにならない場合もあるため、安い価格で高級感を手に入れるチャンスになります。
地域・在庫状況で変わる選び方
大都市圏や人口の多い地域ではカムリの中古車在庫が多く、販売店間の競争原理が働くため、価格が安い傾向があります。逆に地方では在庫が少なく、相場がやや高くなる場合があります。
また、カムリは輸出需要が高いため、輸出業者が多く集まる港湾近くのオークションや中古車販売店では、良質な中古車が市場に出る前に取引される可能性があります。少し遠方でも、在庫が豊富な地域や専門店を探すことが、安い優良車を見つけるコツです。
リスクを抑えながらお得に買うためのチェックポイント
- ハイブリッドバッテリーの保証:駆動用バッテリーが保証期間内か、または販売店による保証が付帯されているかを確認します。
- 記録簿(メンテナンスノート):定期的な点検・整備の履歴(特にハイブリッドシステムの点検)が詳細に記録されているかをチェックします。
- 第三者機関の鑑定:修復歴や走行距離改ざんがないことを確認するため、プロの鑑定を受けた車両を選ぶことが重要です。
カムリ中古車のおすすめモデル
どのカムリを買うべきか迷ったら、以下のモデルが特におすすめです。
おすすめ①:WSグレード(スポーティモデル)
スポーティなデザインと専用サスペンションによる走行性能が特徴。ツートン中古車などもあり、カスタムせずとも差別化を図りたい層におすすめです。
おすすめ②:特別仕様車(ブラックエディションなど)
限定生産のため、中古市場での流通量は少ないですが、専用装備やカラーリングが施されており、中古であっても高い満足感が得られます。個性と上質さを両立させたい場合に最適です。
おすすめ③:低走行の年式落ちモデル
70 カムリ系の登場直後(2017〜2018年式)などで、走行距離が極端に少ないモデル。新車価格から大きく値落ちし、コンディションも新車に近いため、安い価格で買うべきか迷う最もおすすめの「掘り出し物」です。
カムリとライバル車との比較
カムリの中古車が安いのはなぜ?という疑問の答えを理解するため、同クラスのライバル車との比較は非常に重要です。カムリのハイブリッドという強みが、中古市場でどのように優位に立つのかを比較します。
カムリvsホンダ・アコード
| 比較項目 | トヨタ・カムリ(ハイブリッド) | ホンダ・アコード(e:HEV) |
| 中古相場(目安) | 50系:100万円〜、70系:200万円〜 | 100万円〜350万円(ハイブリッド) |
| 燃費性能(WLTC) | 約27.1km/L | 約23.8km/L |
| 特徴 | 高い信頼性、広い室内空間、海外での人気。燃費性能はクラストップ。 | 意のままの走り、スポーティな味付け。 |
| 買うべきか | 安い価格で信頼性と燃費性能を求めるならカムリがおすすめ。故障リスクを抑えたいユーザーに最適です。 | 運転の楽しさやホンダ独自のハイブリッド技術を体験したいならアコード。 |
カムリvsマツダ・MAZDA6(アテンザ)
| 比較項目 | トヨタ・カムリ(ハイブリッド) | マツダ・MAZDA6/アテンザ |
| 中古相場(目安) | 50系:100万円〜、70系:200万円〜 | 30万円〜(ガソリン/ディーゼル) |
| 燃費性能(WLTC) | 27.1km/L | 14.2~19.6km/L程度(ディーゼルは低燃費) |
| 特徴 | 燃費と信頼性。特にハイブリッドの静粛性は優れている。 | デザイン性の高さ、ディーゼルによる力強い走り。カスタムベースとしても人気が高い。 |
| 買うべきか | ランニングコストとハイブリッドの静粛性を重視するならカムリ。 | デザインとスポーティな走行性能、安い燃料費(軽油)を求めるならMAZDA6(ディーゼル)。 |
カムリvsレクサス・ES
| 比較項目 | トヨタ・カムリ(ハイブリッド) | レクサス・ES(ハイブリッド) |
| 中古相場(目安) | 50系:100万円〜、70系:200万円〜 | 300万円〜450万円 |
| 燃費性能(WLTC) | 約27.1km/L | 約22.3km/L |
| 特徴 | ESは70 カムリと兄弟車であり、基本性能(TNGA、ハイブリッドシステム)を共有している。しかし、ESは上質な内装とレクサスブランドで価格が高い。 | レクサスブランドによる圧倒的な上質感と静粛性。70カムリと基本構造は同じだが、内装・装備がより豪華な印象。 |
| 買うべきか | ESの安い中古車を探すよりも、70 カムリの中古車で十分な高級感と基本性能を安い価格で手に入れる方が圧倒的にコストパフォーマンスに優れます。レクサスブランドにこだわらなければカムリがおすすめです。 | ブランド力、内装の豪華さ、より静かな乗り心地に高い対価を払えるならES。維持費も高くなることを許容できるかどうかが判断基準。 |
カムリvsトヨタ・クラウン
| 比較項目 | トヨタ・カムリ(ハイブリッド) | トヨタ・クラウン(セダン) |
| 中古相場(目安) | 50系:50万円〜、70系:200万円〜 | 5万円〜800万円(モデルにより幅大) |
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) | FR(後輪駆動)が多い(新型はFFベースもあり) |
| 特徴 | 世界戦略車としての高い信頼性、FFによる広い室内空間。 | 日本国内での圧倒的なブランド力、FRベースの走行安定性(従来型)。 |
| 買うべきか | 室内空間の広さや圧倒的な燃費性能、そして安い価格を求めるならカムリ。一方、日本のセダンとしての格式やFRの走りにこだわるならクラウン(特に従来型)。 | 日本のセダンとしての格式や、FRの走りにこだわるならクラウン(特に従来型)。ブランドイメージやリセールバリューを重視する方におすすめ。 |
カムリへの賢い乗り換え
カムリ購入時の注意点
カムリを購入する際に、後悔しないためにチェックすべきポイントをまとめました。
✔ バッテリーの状態は問題ないか? → 実物をチェック
✔ 修復歴等はないか? → 実物をチェック
✔ 相場と比べて適切な価格設定か? → 他の地域も含めてチェック!
✔ 維持費を考慮しても予算内か? → 維持費の試算結果は年間35~50万円程度
これらをしっかりチェックしておけば、購入後の後悔を防げます。
ベストな購入タイミングを見極める


カムリへの乗り換えを検討する際は、購入のタイミングが重要です。特に新モデルが発表される直前や決算期は、ディーラーが割引や特典を提供することが多いため、お得に購入できる可能性があります。
また、今乗っている車の査定額が高いうちに売却することで、買い替えコストを抑えることができるため、査定額を確認しておくのもおすすめです。
賢く今の車を売却する方法
乗り換えをスムーズに進めるには、現在の車をできるだけ高く売る準備も大切です。
以下に、車を高く売るコツについてまとめました。
- 売却時期を見極める: 春先やボーナス時期に備える1・2月、7・8月は高額査定が期待できます。
- 車の状態を整える: 洗車や小傷の修理、車内の清掃などを行い、見た目を良くすることで査定額がアップすることがあります。
- 相場を把握する: 一括査定サイトなどで買取相場を確認し、適正価格を理解することで、不当に低い査定額を回避できます。
- 複数業者で査定を比較する: 複数業者から査定を受けることで競争を生み出し、最高値を引き出すことが可能です。
- 付加価値をアピールする: 純正オプションや禁煙車であることをアピールし、査定額アップにつなげる。
なお、車を高く売るコツや実体験を踏まえた本当におすすめの車買取業者については、『【実体験】本当におすすめの車買取業者3選!<2025年最新>』で詳しく解説しておりますので併せてご確認ください。


総括
カムリの中古車が安いのはなぜ?という疑問に対する答えは、「国内での生産終了」「セダン需要の構造的低下」、そして「ハイブリッドバッテリーの寿命懸念による低年式車の急速な価格下落」という、日本市場特有の複合的な要因にあります。
しかし、この「安い」という現状は、賢い消費者にとっては最大のチャンスとなります。
- 100万円前後でも手に入る50系カムリは、トヨタの高い信頼性とハイブリッド技術による低燃費性という「カムリの本質的な魅力」を安い価格で享受できます。走行距離10万km超の車両も、記録簿で適切なメンテナンスが確認できれば、十分買うべき価値があると言えます。
- 70 系カムリは、国内販売終了の今、中古市場で価格が落ち着き始めており、最新の安全装備とデザイン性の高さを安い価格で手に入れる狙い目の時期に入っています。特にWSグレードやツートン中古車は、カスタムをしなくても満足度の高い外観が手に入るおすすめモデルです。
あなたがもし、中古のカムリを買うべきか迷っているのなら、今こそ行動を起こすときです。国内生産終了によって価格が低下した今こそ、世界が認めたカムリのハイブリッドセダンを、おすすめできる最高の条件で手に入れられる機会と言えるでしょう。
このチャンスを逃さず、賢くカムリの中古車を手に入れ、その高い信頼性と快適なドライビングを堪能してください。








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