ジープコマンダーは、その力強いデザインと本格的なオフロード性能で、多くのSUVファンを魅了しているモデルです。特に、ジープブランドならではの無骨でタフな外観や、7人乗りの広々としたキャビンが特徴的で、アウトドア志向のユーザーからの支持を集めています。
しかし一方で、「買ってはいけない」と言われることも少なくありません。
本記事では、ジープコマンダーが「買ってはいけない」と言われる理由、また、購入をおすすめできる人・できない人について、詳しく解説していきます。
コマンダーの購入を検討中の方は、購入後に後悔しないためにも、ぜひ最後までお付き合いください。
- ジープコマンダーを買ってはいけない理由
- 理由1:燃費が悪い
- 理由2:価格・維持費が高い
- 理由3:車体が大きい
- ジープコマンダーが向いている人
- アウトドア志向の強い人
- ファミリー層
- 個性を大切にする人
- 高級感と機能性を両立したい人
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ジープコマンダーを買ってはいけない理由
ここでは、ジープコマンダーの概要を抑え、「買ってはいけない」と言われる理由についてみていきましょう。
- ジープコマンダーとは
- 買ってはいけない理由1:燃費が悪い
- 買ってはいけない理由2:価格・維持費が高い
- 買ってはいけない理由3:車体が大きい

ジープコマンダーとは
ジープコマンダーは、アメリカのSUVブランド「ジープ」が展開する3列シートSUVで、日本市場でも注目を集めています。もともとは2005年から2009年にかけて販売されていたフルサイズSUVでしたが、2021年に南米市場向けに復活し、現在は日本市場にも投入されております。
ジープコマンダーの主要諸元
項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 4,770 mm |
全幅 | 1,860 mm |
全高 | 1,730 mm |
ホイールベース | 2,780 mm |
乗車定員 | 7人 |
エンジン | 2.0L 直列4気筒ディーゼルターボ |
最高出力 | 170 PS / 3,750 rpm |
最大トルク | 350 Nm / 1,750-2,500 rpm |
トランスミッション | 9速オートマチック |
駆動方式 | 4WD |
燃料タンク容量 | 60 L |
燃費(WLTCモード) | 14.4 km/L |
引用元:Jeep公式サイト,Commander,https://www.jeep-japan.com/commander/exterior.html?utm_source=Google&utm_medium=RTB-RRE&utm_campaign=jeep_jp_alwayson-commander_vn_brand_fcabra_promo_rtb-rre_p_ld&utm_content=OPT-Lis-Brand-GS-77&gclid=Cj0KCQiAqL28BhCrARIsACYJvkeq7UU_doPXD2rLNrqOeVoC3RT-Qubh4fS6yzHqIPqpPSDfyPD9w1MaAufyEALw_wcB,(令和7年1月22日)
買ってはいけない理由1:燃費が悪い
ジープコマンダーの燃費はWLTCモードで14.4 km/Lとされていますが、実際の走行では以下のような数値になることが多いです。
走行環境 | 実燃費(km/L) |
---|---|
市街地 | 10.1 |
郊外 | 14.8 |
高速道路 | 17.3 |
市街地では10km/Lを下回ることもあり、燃費の悪さがデメリット・買ってはいけないと言われる理由の一つとなります。特に、ストップ&ゴーの多い都市部での燃費は厳しく、高速道路でようやくそれなりの数値になるといった声が多いです。
加えて、燃料タンク容量は60Lですが、満タンにしても航続距離が約600km程度と、同クラスのディーゼルSUVと比べるとやや短めです。特に長距離移動が多い人にとっては、燃料補給の頻度が増える点も気になるポイントになるでしょう。
買ってはいけない理由2:価格・維持費が高い

価格設定・維持費が高いと言われる理由
ジープコマンダーの新車価格は、日本市場では約6,090,000円~と日本車に比べると高額です。オプション費用なども考慮すると、同価格帯の国産SUV(トヨタ ランドクルーザー プラドやマツダ CX-60)と比較しても高めの設定と言えます。

また、ジープコマンダーは輸入車であることから、一般的な国産車に比べると維持費も高くなる傾向にあります。
このあたりの費用面でのデメリットが、「買ってはいけない」と言われる理由の一つとなります。
購入価格と維持費のシミュレーションを交えて詳しく見ていきましょう。
購入価格シミュレーション
1. 車両本体価格
ジープ・コマンダー「Limited」のメーカー希望小売価格は6,090,000円(税込)です。
2. オプション費用
ジープ・コマンダーには、さまざまな純正アクセサリーが用意されています。以下に一例を挙げます。
- 地上デジタルテレビチューナー(12セグ/ワンセグ)
- プレミアムフロアマット(フロント/リア)
オプションの選択は個人のニーズによりますが、ここでは仮に総額100,000円分のオプションを追加すると仮定します。
3. 諸費用
車両本体価格やオプション費用に加えて、以下の諸費用が発生します。
- 登録諸費用:約170,000円
- 自動車税(環境性能割):車両価格の3%として約182,700円
- 自動車重量税:車両重量に応じて約49,200円
- 自賠責保険料:37ヶ月分で約36,780円
- リサイクル料金:約15,000円
- ディーラー手数料:約50,000円
これらを合計すると、諸費用の総額は約500,000円となります。
4. 乗り出し価格の合計
以上を踏まえ、ジープ・コマンダー「Limited」の乗り出し価格を以下の表にまとめます。
項目 | 金額(円) |
---|---|
車両本体価格 | 6,090,000 |
オプション費用 | 100,000 |
諸費用合計 | 500,000 |
総支払額(乗り出し価格) | 6,690,000 |
したがって、ジープ・コマンダー「Limited」の乗り出し価格は約6,690,000円となります。なお、上記の金額はあくまで概算であり、選択するオプションや地域、ディーラーによって異なる場合があります。正確な金額を把握するためには、最寄りのジープ正規ディーラーにお問い合わせいただくことをおすすめします。

ジープでは「ローンシミュレーター」によりローンのシミュレーションが簡単に行えるので、一度試してみることをおすすめします!
維持費シミュレーション
1. 自動車税
ジープ・コマンダーの自動車税は年間36,000円です。
2. 燃料費
燃費は約10km/Lと仮定し、月間1,000km走行するとします。ガソリン価格を160円/Lとすると、月々の燃料費は約16,000円、年間では約192,000円となります。
3. 任意保険料
年間の任意保険料は約100,000円と見積もられます。
4. オイル交換費用
エンジンオイルは走行距離5000キロもしくは6か月ごとの交換が推奨されています。
1回のオイル交換が約10,000円、年に2回の交換を想定すると、年間のオイル交換費用は約20,000円です。
5. 法定点検費用
年間の法定点検費用は、依頼する場所や年式にもよりますが、30,000円程度のことが多いです。
6. 車検費用
車検は2年に一度必要で、こちらも費用は依頼する場所や年式に左右されますが、70,000~150,000円程度とされています。ジープコマンダーは外車であり、部品やパーツの取り寄せにコストがかさむことから、
ここでは、100,000万円として年間費用に換算すると、約50,000円となります。
7. その他の費用
タイヤ交換や予備のメンテナンス費用として、年間約50,000円を見込んでおくと安心です。
年間および月間の維持費合計
以上の項目を合計すると、年間の維持費は以下のようになります。
項目 | 年間費用(円) |
---|---|
自動車税 | 36,000 |
燃料費 | 192,000 |
任意保険料 | 100,000 |
オイル交換費用 | 20,000 |
法定点検費用 | 30,000 |
車検費用(年割り) | 50,000 |
その他の費用 | 50,000 |
合計 | 478,000 |
したがって、年間維持費はざっくり500,000円、月々では約40,000円となります。
これらの費用はあくまで概算であり、実際の維持費は走行距離、運転習慣、保険の条件、地域のガソリン価格などによって変動します。また、駐車場代や高速道路の利用料金など、個々の状況に応じて追加の費用が発生する可能性があります。ジープ・コマンダーの購入を検討する際には、これらの維持費を考慮に入れ、総合的な資金計画を立てることをおすすめします。
買ってはいけない理由3:車体が大きい


サイズ感
ジープコマンダーは、全長4,770mm×全幅1,860mm×全高1,730mmと、日本の道路事情を考えるとかなり大きなサイズのSUVです。特に、全幅が1,860mmあるため、狭い道や駐車場での取り回しが大変です。
特に都市部では、機械式駐車場の最大幅が1,850mm前後に設定されていることが多く、ジープコマンダーはギリギリになる可能性があります。立体駐車場を利用する予定のある人は、駐車場のサイズを事前に確認しておく必要があります。



とはいえ、下表からわかるように、一般的な国産SUVと比較しても特別大きいというわけではありません。
考え方次第ですが、個人的にはあまり気にするポイントではないと考えています。
車種 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 駐車場適合率 |
---|---|---|---|
ジープコマンダー | 4,770 | 1,860 | 低め(大型SUV向け駐車場推奨) |
トヨタ ハリアー | 4,740 | 1,855 | 中(立体駐車場でも対応可能な場合が多い) |
トヨタ ランドクルーザー プラド | 4,825 | 1,885 | 低め(大型駐車場向け) |
日産エクストレイル | 4,660 | 1,840 | 高め(都市部の駐車場にも収まりやすい) |
小回りが利きにくい
また、ジープコマンダーは最小回転半径が5.8mと大きいため、小回りが利きにくいのもデメリットです。
車種 | 最小回転半径(m) |
---|---|
ジープコマンダー | 約5.8 |
トヨタ ハリアー | 約5.3 |
日産エクストレイル | 約5.4 |
ジープコマンダーの魅力・向いている人は?
ここまでジープコマンダーのデメリットを紹介してきましたが、もちろん魅力もあります。
ここからは、コマンダーの魅力と向いている人・向いていない人について詳しく見ていきましょう。


ジープコマンダーの魅力と向いている人
ジープコマンダーの最大の魅力は、本格的なオフロード性能とジープらしい無骨なデザインです。
向いている人は以下のような人です。
- アウトドア志向の強い人
- ファミリー層
- 個性を大切にする人
- 高級感と機能性を両立したい人
なお、向いているかどうかを判断するには実際に乗っている人の特徴を理解することが重要です。
ジープコマンダーに乗っている人については、「Jeepコマンダーに乗ってる人の特徴と本音・後悔ポイント」で詳しく解説しておりますので併せてご覧ください。


ジープコマンダーが向いていない人
ジープコマンダーは魅力的なSUVではありますが、「買ってはいけない」と言われることもあるようにすべての人に適しているわけではありません。「買ってはいけない理由」と重複する箇所もありますが、以下のような人には、他のSUVを検討することをおすすめします。
都市部での取り回しを重視する人
ジープコマンダーは全長4,770mm、全幅1,860mmと大型SUVの部類に入ります。そのため、狭い道の多い都市部では運転しづらく、駐車にも苦労しがちです。
特に、前述のとおり、日本の駐車場は幅1,850mm以下に設計されていることが多いため、立体駐車場や機械式駐車場に入らないケースがあるのも注意点です。都市部での使用を想定している場合は、よりコンパクトなSUVのほうが適しているでしょう。
また、最小回転半径が約5.8mと大きく、小回りが効きにくいため、Uターンや狭い道での切り返しが増えるのもデメリットです。運転に不慣れな人や、日常的に狭い道を走る人には向いていません。
車体サイズが気になる方は、一回りサイズの小さいコンパスやレネゲードの検討もオススメします。
なお、コンパスやレネゲードについては「ジープコンパスは何年乗れる?故障率・維持費・ライバル車との比較まで」「Jeep(ジープ)レネゲードに乗ってるのはどんな人?女性に人気な理由」で詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。






燃費や維持費を抑えたい人
こちらも、前述の「買ってはいけない理由」と重複しますが、ジープコマンダーの燃費はWLTCモードで14.6km/Lとされていますが、実際の市街地走行では10km/L前後に落ち込むことが多いです。
加えて、輸入車ということもあり、メンテナンス費用やパーツ代が国産SUVよりも高額になる傾向があります。オイル交換やタイヤ交換、定期点検などの維持費が負担になりやすいため、燃費や維持費を重視する人には不向きです。
3列目を頻繁に使う予定がある人
ジープコマンダーは3列シートSUVですが、3列目の居住性があまり高くないため、ファミリーカーとしての実用性は低めです。
3列目のレッグスペース(足元の広さ)は約630mmと狭く、長時間乗ると足が窮屈に感じるとの口コミも多く見られます。特に、大人が乗るには厳しく、子ども向けの補助的なシートと考えたほうがよいでしょう。
また、3列目を使用するとラゲッジスペースがかなり制限されるため、7人フル乗車時に荷物をたくさん積むことが難しいのもデメリットです。
例えば、家族旅行や長距離移動で頻繁に3列目を使用する場合は、トヨタ「アルファード」や日産「セレナ」などのミニバンの方が快適です。ジープコマンダーは、基本的には5人乗車+広い荷室を活かした使い方に向いています。



「買ってはいけない理由」としてはあがっていないものの、家族持ちの私からすれば個人的にはこれも痛い!
ご自身の用途にあった選択をしましょう!
静粛性を重視する人
ジープコマンダーは、ディーゼルエンジンを搭載しているため、アイドリング時や加速時のエンジン音が比較的大きいです。
ジープブランドのクルマは、もともとオフロード走行を意識した設計になっているため、タイヤノイズや風切り音が大きめという特徴があります。特に高速道路をよく利用する人や、車内の静粛性を重視する人には、より快適性に優れた国産SUVの方が適しているでしょう。
最新の運転支援機能を求める人
ジープコマンダーには、最新の運転支援システム(ADAS)やコネクティビティ機能が搭載されていますが、国産SUVと比べるとやや物足りなさを感じる部分があります。
例えば、トヨタ「ハリアー」やホンダ「CR-V」には、先進的なデジタルインターフェースや最新のADAS技術が導入されていますが、ジープコマンダーはそれらと比較すると機能面での進化がやや遅れ気味の印象です。
もし、運転支援機能等を重視する場合は、日産「エクストレイル」やトヨタ「RAV4」などの国産SUVを検討した方が良い場合もあります。
ジープコマンダーは買ってはいけない理由|向いている人・向いていない人:総括
ジープコマンダーは、本格的なオフロード性能やジープらしいデザインが魅力のSUVですが、都市部での取り回しの悪さや燃費の悪さなど、日常使いでは注意すべき点も多い車です。
「アウトドアや悪路を走る機会が多い人」「ジープブランドのデザインに魅力を感じる人」には向いていますが、「燃費や維持費を重視する人」「都市部での使い勝手を求める人」には、他のSUVの方が適していることもあります。
購入を検討する際は、自分のライフスタイルに合っているかをしっかり見極めましょう。
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- ジープコマンダーを買ってはいけない理由
- 理由1:燃費が悪い
- 理由2:価格・維持費が高い
- 理由3:車体が大きい
- ジープコマンダーが向いている人
- アウトドア志向の強い人
- ファミリー層
- 個性を大切にする人
- 高級感と機能性を両立したい人
- ジープコマンダーが向いていない人
- 都市部での取り回しを重視する人
- 燃費や維持費を抑えたい人
- 3列目を頻繁に使う予定がある人
- 静粛性を重視する人
- 最新の運転支援機能を求める人
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